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一夜明けました。感動のファイナルGAME6、見事ダラス・マーベリックスの初優勝という、歴史的な快挙を成し遂げました。1勝1敗からGAME3を負けて、優勝した初のチームとなったのかな?


エースのノビツキーは前半絶不調でしたが、後半はしっかり仕事をしてくれました。
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シュートが入る度に、よぉぉーし!!と何度連呼した事やら。。。ペリメーターでボールを受け取った瞬間に切り込んで、豪快にダンクしたシーンが印象的だったな。攻めの気持ちが全面に出てましたよね。欲しいところでシュートを決める。マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントらと同じく、大舞台でエースとしての役割を果たし、
ファンに勇気と感動を与えてくれました。1993年からNBAを観戦してきたNAKですが、ファイナルで応援したチームが勝利したのは、今回が初めてかもしれません。ゆえ、私自身の感動も喜びもひとしおでしたね。


ノビツキーがオフにダラスと契約したときには、正直なところ、チャンピオンリングは無理だろうと、思っておりました。それでも彼は諦めませんでしたよね。チームは見事に連勝を続け、バトラーが怪我で離脱するまではトップシードでしたからね。プレイオフでも素晴らしかったです。とくにファイナルでのエースとしての活躍はアンビリーバブルでしたね。。。これまで欧州最高の選手と呼ばれてましたが、NBA最高の選手と呼んでも良いでしょう。

そんなノビツキーも、ファイナルGAME1では左手中指の腱を断裂、GAME4では鼻炎と高熱に苦しまされました。
彼もそれを言い訳にもしたくなかったでしょう。この逆境に対して、奮起したのがダラスのチームメイトでしたね。



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今シーズンを迎えるにあたり、右腕上腕二頭筋にラリー・オブライエントロフィーのタトゥーを入れたとされる33歳のジェイソン・テリー。空いたスペースには、絶対に“2011”を彫り入れると公言し、ファイナルでは最後の最後に大爆発しましたね♪ビックマウス先行の彼に対し、エースノビツキーが叱咤する事もあったそうですが、GAME6では自らを鼓舞し、有言実行でリングを掴み取りました。彼も2006年の悲劇を体感した一人でしたね。リーグきってのミドルシューターも、単なる6thマンだけではなくなりました。彼に対しても素直におめでとうを伝えたいです。


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ファイナルでは消極的なプレイを指摘されていたキッドにおいても、ギリギリのところでボールコントロールし、
必要最低限のチャンスでシュートを高確率で決めてくれました。彼のデビューを知る人は、まさかここまで3Pが上手くなるなんて、予想だにしてませんでしたよ。ジャンプシュートができない事から、『ason kidd』と揶揄された事もあるぐらいですからね(笑)。38歳にして初の栄冠。ここまでほぼ全ての栄冠を経験してきた彼が、最後の最後にチャンピオンリングを手中に収めました。3度目の正直とは、この事なんですね(笑)。



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PHXで盟友ナッシュとともに、荒れ狂うワイルドワイドウェストを戦い抜いたショーン・マリオンも、2006年にはカンファレンスファイナルで当時のダラス・マーベリックスにファイナル進出を阻まれ、2008年にはマイアミ・ヒートに放出。。。移籍先では自らのポジションを見出せず、翌年にはトロントへ。自身の成績も下降する中で宿敵ダラスへ移籍。今シーズンも控えプレイヤーとして役割を任されておりましたが、カロン・バトラーが戦線離脱した事により、チャンスが巡ってきました。そしてファイナルでは攻守ともに素晴らしい活躍を見せてくれました。まさにマトリックス復活ですよ。苦労を続けた33歳のベテランも、ようやくリングを獲得しました。


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ディション・ステーブンソン。彼の活躍を期待していた人はどれだけいた事でしょう。レブロンとの因縁はワシントン・ウィザーズに所属していたときから。レブロンを『過大評価されすぎだ』と言い放ち、すでに因縁があったのも事実。ウィザーズのBIG3解散劇に巻き込まれ、2010年にダラスへ移籍。恐らく充分なプレイタイムを与えられる事は無いと思ってましたが、貴重な3Pシューターとして先発の座を勝ち取り、今ファイナルでも見事な活躍でした。GAME6の3本連続はしびれましたよ。


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プエルトリコ出身選手といえば、これまではMIAにも所属していたカルロス・アローヨ(現BOS)でしたが、ダラスのホセ・バレアが一気に浮上しましたね。あまりにもアグレッシブすぎて、NAKのバスケ仲間の間でも、『ちょっとバレアはボール持ちすぎ、攻めすぎだよなぁー』という評価だったのですが、アドレナリン出まくりのバレアは、完全にゾーンに入ってましたね。諸刃の剣だと評されても仕方無いかもしれませんが、バレアの攻めの気持ちとリズムがなければ、GAME5・GAME6には勝てなかったかもしれません。バレア(183cm、75kg)、NAK(176cm、68kg)、日本人ともそれほど体格は変わりません。NBAの頂点で彼が成し遂げた事は、まさにビックですよね!


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ニューオリンズ時代に大ブレイクし、このままCP3と空中戦(アリウープダンク)を演じ続けるかと思われたタイソン・チャンドラー。怪我に苛まれ、ついにはトレード要員に、、、移籍先のシャーロットでも戦略にマッチせず、宝の持ち腐れとなり、もう浮上する事は無いかと思われたが、ダンピアーとの交換トレードで強豪ダラスに移籍。活躍を場を広げ、優勝に向けての最終ピースとして奮起してくれました。キッドとの相性も良かったですし、気持ちを全面に出したプレイスタイルには共感が持てます。ヘイウッドが怪我して以降、地味にインサイドを堅守しました。彼の活躍無くして、ファイナル優勝もなかった事でしょう。



その他、ファイナル進出までは、Xファクターだったペジャ・ストヤコビッチ、ファイナルでノビツキーの控えで意外な活躍をしてくれたブライアン・カーディナルやイアン・マイミ、怪我でシーズンをまともに戦えなかったオールスター選手のカロン・バトラー、キッドの後継者として期待されるフランス出身のロドリーグ・ボーボア、、、来シーズンもこのメンバーでバックトゥバックを狙ってみて欲しいですよね。


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コーチカーライルも、ずいぶん髪が薄くなってしまいましたが、これで一流のヘッドコートとして仲間入りですね。
そしてダラス・マーベリックスを愛し続けたマーク・キューバンオーナー、本当におめでとう!



10-11シーズン、たくさんの感動をありがとう!

NAKがんばりますので、引き続き、応援宜しくお願いします!!

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